早明浦ダムの現在の水位や貯水率、流入量、放流量などを、もっと分かりやすく確認できるようにするため、ウェブアプリ 「SameuraWatch(早明浦ダムウォッチ)」 を公開しました。
SameuraWatchでは、早明浦ダムに関する公開観測データを整理し、現在の状況だけでなく、過去の変化や周辺地形もまとめて確認できます。
SameuraWatchはこちら
https://poml.jp/sameura/
SameuraWatchとは
SameuraWatchは、早明浦ダムの水位・貯水率・流入量・放流量・雨量などを確認できるウェブアプリです。
公式に公開されている観測情報は非常に重要ですが、複数の数値を見比べながら現在の状態を把握するのは、慣れていないと少し難しいことがあります。
SameuraWatchでは、それらの情報をひとつの画面に整理し、
「今の早明浦ダムはどんな状態なのか」
をできるだけ直感的に確認できるようにしています。
早明浦ダムの現在の水位や貯水率を確認
トップ画面では、早明浦ダムの現在の状況を確認できます。
表示対象には、水位だけではなく、貯水率や流入量、放流量、雨量なども含まれます。
単独の数字だけを見るのではなく、複数の指標を一緒に見ることで、ダムで起きている変化を把握しやすくなります。
現在値については、公開されている観測情報をSameuraWatch側で定期的に取得しています。
公開元へ過度なアクセスを行わないよう、閲覧のたびに外部サイトへ問い合わせるのではなく、おおむね30分間隔で取得したデータをサーバー側で保持する方式にしています。
水位と貯水率は何が違う?
早明浦ダムについて調べていると、よく出てくるのが「水位」と「貯水率」です。
この2つは同じものではありません。
水位は、ダム湖の水面がどの高さにあるかを示す値です。
一方、貯水率は、利用可能な貯水容量に対して、現在どの程度の水が蓄えられているかを見るための指標です。
ダム湖は四角いタンクではなく、谷の地形に沿って広がっています。
そのため、水位が一定量上昇したからといって、貯水量が常に同じ割合で増えるわけではありません。
SameuraWatchでは、水位と貯水率を別々の指標として確認できるようにしています。
流入量と放流量を見るとダムの動きが分かりやすい
早明浦ダムの状態を見るときは、水位だけでなく流入量と放流量も重要です。
流入量は、河川や降雨などによってダム湖へ入ってくる水の量です。
大雨のあとには流入量が急激に増えることがあります。
一方の放流量は、ダムから下流へ流している水量です。
雨量、流入量、放流量、水位を合わせて見ることで、
「雨が降ってからどれくらい水が入ってきたのか」
「ダムからどれくらい水を流しているのか」
「その結果、水位がどのように変化したのか」
といった流れを追いやすくなります。
過去の水位や貯水状況をグラフで確認
SameuraWatchでは、現在の値だけでなく、過去の観測データをグラフで確認できます。
短期間の変化だけでなく、より長い期間を表示することもできます。
雨が降った前後の変化や、数週間から数か月単位での水位・貯水状況などを見ることで、現在の数値だけでは分かりにくい変化も確認できます。
長期間のデータについては、表示量が極端に増えないよう、期間に応じて日単位や月単位などに整理して表示します。
また、観測データが存在しない期間について、SameuraWatchが推測値を作って埋めることはありません。
欠測している箇所は、欠測した状態として扱います。
早明浦ダムと周辺地形を3D表示
SameuraWatchには、早明浦ダムと周辺地形を3Dで見る機能もあります。
ダム本体だけではなく、ダム湖や上流・下流、周辺地形などの位置関係を立体的に確認できます。
地図や写真だけでは少し分かりにくい、
「どのような谷をダムがせき止めているのか」
「ダム湖がどの方向へ広がっているのか」
といった地形の関係も、視点を動かしながら確認できます。
ただし、3D表示は地形や施設の理解を助けるための可視化です。
測量、設計、施工、防災判断などに利用できる精度を保証するものではありません。
なぜ早明浦ダムのウェブアプリを作ったのか
早明浦ダムは吉野川上流に位置し、四国の水利用と深く関係するダムです。
渇水時などには「早明浦ダムの貯水率」という言葉がニュースに登場することもあります。
ところが、貯水率だけを見ても、その数字がどのような変化の結果なのかまでは分かりません。
雨量が増える。
流入量が増える。
水位が変化する。
放流量も変わる。
こうした一連の動きを、ひとつの画面で眺められるようにしたいと思ったことが、SameuraWatchを作った理由です。
単に数字を表示するのではなく、「早明浦ダムで今何が起きているのか」を理解しやすくすることを目指しています。
公開データを利用して表示しています
SameuraWatchでは、公的機関などが公開している観測情報をもとにデータを表示しています。
ただし、公開元の更新タイミングとSameuraWatch側の取得タイミングは完全には一致しません。
通信障害やメンテナンス、観測設備の状況などによって、データの取得が遅れる場合もあります。
そのため、可能な限り観測時刻や更新状況も合わせて表示し、いつのデータなのか分かるようにすることを重視しています。
SameuraWatchは非公式のウェブアプリです
SameuraWatchは個人が開発・運営している非公式のウェブアプリです。
水資源機構、国土交通省、気象庁、地方自治体などの公的機関が提供しているサービスではありません。
洪水、避難、河川利用など、生命や安全に関係する判断を行う場合は、SameuraWatchの情報だけで判断せず、必ず関係機関が発表する最新の公式情報を確認してください。
SameuraWatchは、公開されている情報を見やすく、比較しやすく、理解しやすくするための補助的なツールとして利用してください。
早明浦ダムをちょっと眺めたいときにも
SameuraWatchは、防災情報だけを目的とした堅いウェブアプリではありません。
「今日の貯水率はどれくらいだろう」
「昨日の雨で水位は上がったかな」
「今どれくらい流入しているんだろう」
と気になったときに開いてもらえれば十分です。
長期グラフを眺めたり、3Dでダム周辺をぐるぐる回してみたりするのもありです🥺
ダムが好きな人にも、ニュースで早明浦ダムを知った人にも、気軽に使えるウェブアプリにしていきたいと思っています。
早明浦ダムの現在をSameuraWatchで確認
早明浦ダムの水位、貯水率、流入量、放流量、雨量、過去の変化などを確認したい場合は、SameuraWatchを利用してみてください。
早明浦ダムウォッチ「SameuraWatch」

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